1960年代の死語

チャンネルを回す

チャンネルを回す_死語

「チャンネルを回す」の意味・由来は?

「チャンネルを回す」とは、テレビのチャンネルを変えることを指します。

 

チャンネルを回す昔のテレビでチャンネルを回しているところ

 

そのため、今でもテレビのチャンネルを変えることを「チャンネルを回す」と言う人がいます。

 

ちなみに、電話も同じく「ダイヤルを回す」という表現がかつてありました。

これは、昔の電話(黒電話といいます)は電話番号を入力するために、該当する数字のところの穴に指を突っ込み、回すことで番号をかけたことに由来しています。

黒電話黒電話

その後のチャンネルの歴史を紐解いていくと、1957年には世界初の押しボタン式チャンネルを採用したテレビが発売されます。

押しボタン式チャンネル押しボタン式チャンネル(引用元:懐かしの昭和家電

 

こちらは1961年に発売されたテレビに付いていた有線式のチャンネル

有線式チャンネル有線式チャンネル(引用元:懐かしの昭和家電

やっぱり回転式のダイヤルがあり、これを回してチャンネルを変えていました。

今見ると逆にカッコいいかも…!

「チャンネルを回す」はいつ死語になったのか?

1977年に赤外線リモコンが開発されたことをきっかけにして、テレビのチャンネルはリモコンによって変える時代になり、回転式ダイヤルチャンネルは消えていきます。

結果、現在では「チャンネルを回す」を使う人はほとんどいません。

 

Googleトレンドで検索ボリュームを調べようとしましたが、出てきた結果は「表示するデータがありません」。

つまり、検索ボリュームがあまりにも少ないのでデータ分析すらできないという状況です。

 

親世代の人に聞いたところ、真冬の部屋が寒い中、テレビにリモコンがない時代は、こたつから出ずに何とかしてチャンネルを回せないものかと思って、定規とか布団叩きでテレビを叩いていたそうです(笑)

そう考えると現在まで続くリモコン時代も40年を超えており、そろそろ次の時代が来るのかな?とか考えてしまいますね。

類語:「レンジでチンする

→昔の電子レンジって、終わった時に「チーン」という自転車のベルのような高い音が鳴るものでした。

一方、最近の電子レンジは「ピーピー」といった電子音で終了を知らせるものが多く、「レンチン」も死語になりつつあるのではないかと思われます。

「レンチン」から「レンピー」の時代が来るかも?

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