「バッチグー」の意味は?
日本語の「バッチリ」と英語の「Good」を合わせた造語です。
仕事や勉強など、身の回りの様々なことが順調で、最高の状態であることを指す言葉です。
<用例>
「バッチグー」の語源・由来は?いつ流行ったのか?
「バッチグー」が生まれたのは1991年とされています。
きっかけとなったのは1988年から1994年に放送されていたテレビ番組「クイズ!年の差なんて」。
この番組は出演者がヤングチームとアダルトチームに分かれて、お互いのチームの常識問題(かつ相手チームが知らなさそうな問題)を交互に出題して回答するというもので、当時かなり流行りました。
この番組の中で、当時バラドル(=バラエティーアイドル、これも死語)として活躍していた森口博子が「バッチグー」を連呼したことにより、急速に広まりました。
翌年の1992年には、「現代用語の基礎知識」に「バッチグー」が掲載され、老若男女問わず一般的に使われる言葉となりました。
ちなみに、この番組から生まれた言葉で「アウトオブ眼中」があります(※諸説あり)。
![アウトオブ眼中_死語](https://shi-go.com/wp-content/uploads/2022/12/20221207_アウトオブ眼中-320x180.png)
「バッチグー」はいつ死語になったのか
若者の間で流行った言葉は爆発的に流行するかと思えば、死語化するのも早いです。
「バッチグー」も使う人がどんどん減り、2000年頃にはほとんど使われなくなってしまいました。
2008年に「バッチグー」にちょっと似ているエド・はるみのギャグ「グ~!」がユーキャン新語・流行語大賞を受賞しましたが、そのころ「バッチグー」はすでに死語になっています。
一方、Googleトレンドで「バッチグー」の検索ボリュームを調べてみると、2016年頃からちょこちょこ一時的に流行っているんですよね。
![Googleトレンド「バッチグー」](https://shi-go.com/wp-content/uploads/2022/12/Googleトレンド_バッチグー.jpg)
この理由を考えてみたのですが、一つ思い当たるものを発見しました。
それはバンダイナムコが販売している「Canバッチgood!(=カンバッチグー)」 というおもちゃです。
これは缶バッチを自作できるというおもちゃなのですが、この名前は明らかに「バッチグー」をオマージュしたものでしょう。
この「カンバッチグー」が最初に発売されたのは2002年なのですが、しばらく販売休止していまして、2016年にリニューアル版が発売されたのです。
そのため一時的に検索ボリュームが増えたのではないか?と思われます。
死語化したと言われた「バッチグー」ですが、時を超えて使われ続けていくのかもしれませんね。