「あけおめことよろ」の意味は?
「あけおめことよろ」は「あけましておめでとうございます」と「今年もよろしくお願いします」の略称をくっつけたもの。
どちらかというと「あけおめ」が単体で使われることの方が多いですが、「あけおめことよろ」とつなげるケースもあります。
類義語:「メリクリ」
「あけおめことよろ」の語源・由来は?
「あけおめことよろ」の「あけおめ」が流行するきっかけとなったのは、1999年に放送されたテレビ番組「CDTVカウントダウンライブ」です。
この番組は大晦日から元旦にかけて放送されていたのですが、出演していたEvery Little Thingのボーカル・持田香織さんが、年が明けた瞬間に「あけおめ~」と言ったのがきっかけとなり、流行語になりました。
1999年はちょうど携帯メールが普及し始めた時期だったため、当時の若者を中心にメールで「あけおめ~」とやり取りすることが大流行。
いつの間にか「ことよろ」が後ろにくっついて「あけおめことよろ」が仲の良い友達や同僚への新年のあいさつの定番となったのです。
この「あけおめ」ですが、実はもっと前に使った芸能人が2人います。
その2人とは所ジョージさんとせんだみつおさん。
2人ともラジオ番組で発言したのですが、当時は流行語にはなりませんでした。
ちなみに所ジョージさんの発言は1979年のラジオ「オールナイトニッポン」でのこと。
若干下ネタ気味のNGワードとして発言されたようですが、流行を狙ったもののうまくいかなかったようです。
なお、所さんは他にも多くの流行語を生んでいます。
1つは1984年の第1回流行語大賞で大衆賞に選ばれた「す・ご・い・で・す・ネッ」。
これはテレビ番組「笑っていいとも!」の中で、所さんが大げさに人を褒めるときに使い始めた言葉で、当時の若者の間で流行しました。
あとは「うざい」「メリクリ」。これらも所さん考案です。
「あけおめことよろ」はいつ流行したのか?
上記の通り、「あけおめことよろ」が流行し始めたのは1999年からです。
1999年~2000年代初めがピークですね。
「あけおめことよろ」は死語なのか?
毎年新年になると使われてきた「あけおめことよろ」ですが、さすがに最近は少しずつ使用頻度が落ちてきています。
Googleトレンドで「あけおめことよろ」の検索ボリュームの推移を見てみると、少しずつ下がっているように見えます。
![Googleトレンド「あけおめことよろ」](https://shi-go.com/wp-content/uploads/2022/12/Googleトレンド_あけおめことよろ.jpg)
グラフでピョコっと伸びているのは毎年のお正月ですね。
少しずつ死語化が始まっているようですが、使いやすい言葉なので、意外に長持ちするのかもしれませんね。
そもそも年賀状文化めんどくさいし、LINEで「あけおめ〜ことよろ〜(死語)」でいいよね、もう。
— りんご (@apricot5757) November 17, 2022
あけおめことよろ!(死語)
— よだれいぬ (@yodare_inu_) December 31, 2020