2010年代の死語

フッ軽

フッ軽_死語

「フッ軽」の意味・語源は?

「フッ軽(ふっかる)」は「フットワークが軽い」の略です。

遊びの誘いの連絡にすぐ反応したり、人付き合いが良いことなどを指して使われます。

また、SNSなどへの返信が早い人のことも「フッ軽」と表すことがあります。

<用例>

明日遊びに行かない?
だいじょーぶ!フッ軽で行けるよー。

 

対義語:「フッ重」

「フッ軽」はいつ流行したのか?

「フッ軽」が主にギャル世代の間で使われ始めたのは2013年あたりとされています。

その語感の良さから若者に浸透し、2016年の「ギャル流行語大賞」で9位にランクインしました。

 

また、派生語として「フッ軽男」「フッ軽女」があります。

「フッ軽男」はフットワークが軽く、仕事では上司から可愛がられ、友達からはそのポジティブ思考で尊敬され、恋愛では相手を引っ張ってくれる存在。

「フッ軽女」はいつ誘ってもすぐ乗ってくれるノリのいい存在。モテる一方、都合の良い女、という評価もあるとか。

 

余談ですが、2020年にはガーデニングや家庭菜園向けの肥料「ふっカル」が発売されました。

ふっカルふっカル
これは恐らく「フッ軽」をオマージュした名前だと思われます。

「フッ軽」はもう死語なのか?

Googleトレンドで「フッ軽」の検索ボリューム推移を見てみると、2018年あたりから増えているのがわかります。

Googleトレンド「フッ軽」Googleトレンド「フッ軽」
あれれ?死語なんじゃなかったの?

現在でも「フッ軽」を使う人はいるんですね。

が、twitterを見ると使う年齢層が少し高くなっている傾向があります。

 

そして、「フッ軽」は2016年の「もう死語だと思う女子高生流行語ランキング」第10位にランクイン。

 

気付きましたか皆さん?

2016年の「ギャル流行語大賞」と同じ年なんですよ。

「フッ軽」は2016年時点で流行語にノミネートされると同時に、女子高生の間では死語化してしまった、という事実。

ギャル語は流行するのも早いけど、すたれるのも早い…

 

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