1950年代以前の死語

ブルジョア

ブルジョア_死語

「ブルジョア」の意味は?

「ブルジョア」は一言でいえば「お金持ち」。

また、「金遣いが荒い」「散財しても平気なほどお金に余裕がある」ことを喩えて表現する時に使われます。

自分が散財したときに冗談めかして言ったり、他人に対しては皮肉を込めて使われるケースもあります。

「ブルジョワ」と表記されることもあります。

<用例>

宝くじで100万円当てちゃったよ。
ブルジョアだなぁ。

「ブルジョア」の語源・由来は?

「ブルジョア」はフランス発祥の言葉です(フランス語表記は”Bourgeois”)。

元々は中世ヨーロッパの都市で商工業を営んでいた中産階級の市民のことを指していました。

彼らは資本主義生産を行って裕福な資本家となり、成功して富を築き「ブルジョワジー」と呼ばれるようになります。

 

その名残が現代にも残り、単純にお金持ちや資産家などが「ブルジョア」と呼ばれることになりました。

類語:「セレブ」「ハイソ」「リッチ」

 

また、ブルジョアの対義語として「プロレタリア」があります。

成功して富を得たブルジョアに対して、生産手段を資産を持たず、労働して生活する階級の人を指します。

金持ちのことを「ブルジョア」と呼ぶのは流行りましたが、「プロレタリア」はそこまで流行りませんでした。

「ブルジョア」はいつ流行したのか?

ブルジョア革命が起きたのは19世紀で、日本でも古くから使われている言葉です。

恐らく戦前から既に使われていたと思われます。

お金持ちを揶揄するのは今も昔も変わらない、ということでしょうか。

「ブルジョア」はもう死語なのか?

現在でも「ブルジョア」を使う人はいます。

その多くは散財した自分に対して、ちょっと自慢したり自虐的に使っているケースです。

 

死語か?死語じゃないのか?と気にしながら使っている人もいて、少しずつ死語化は進んでいるものの、Googleトレンドを見ても一定の検索ボリュームがあり、消えてしまうことはなさそうです。

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