「チョッキ」の意味・語源は?
「チョッキ」とは、胴着の一種で、袖がない衣服のことを指します。
![チョッキ](https://shi-go.com/wp-content/uploads/2022/11/チョッキ-225x300.jpg)
現代では、英語では「ベスト」、フランス語では「ジレ」と呼ばれることもあります。
また、「チョッキ」の他にも、ファッション系の死語はたくさんあります。
例:
- とっくり
- 背広
- ジーパン
- コールテン
- チャック
流行りすたりの激しいファッション界だけあって、死語もたくさん生まれていますね。
「チョッキ」の発祥はいつ頃?
日本では明治時代に袖なしの短い胴着を「チョッキ」と呼ぶことが定着したそうです。
1867年(慶応3年)に発行された「万国新聞紙」に、「黒羅紗袖無し〈チョッキ〉四ドル」という記載があり、少なくとも1867年には生まれていた言葉です。
ちなみに名前の由来には諸説あり、主な説は下記2つです。
- 上着を意味する英語の”jack”(もしくは”jacket”),フランス語の”jaque”,ポルトガル語の”jaque”,オランダ語の”jak”など海外の言葉を訳した際になまって「チョッキ」になった説
- 直着(ちょくぎ)の派生語である説(シャツの上に「直接着る」ところから)
「チョッキ」はいつ流行したのか?
少なくとも1950年代くらいまでは普通に使われていました。
「背広のチョッキ」「毛糸のチョッキ」など、種類ごとに細かく使い分けられていたようです。
「チョッキ」はいつ死語になったのか?
1960~1970年代くらいから「ベスト」などの表現が一般的になってくるにつれ、チョッキと言う人は減ってきたようです。
ただ、今でも70代くらいの人は言いますよね。チョッキ。
個人的には語感がかわいいので好きです、チョッキ。
勢いで買ったレザーコートとチョッキ(死語)、いい感じだ
— メヘヌ (@mehenu) December 24, 2022
ベストの事をチョッキって言ったら奥さんにめちゃくちゃ馬鹿にされたんだけどチョッキって死語だったりする?
— けんいち (@kenichi1351) November 5, 2020
あと余談ですが、「防弾チョッキ」はいつになっても「防弾チョッキ」ですよね。
あまり「防弾ベスト」とか言わない気がします。
防弾チョッキのすごい所は、「チョッキ」という死語が、いまだに生きている所だと思う。
— みない (@heeraroroo) March 4, 2022