1950年代以前の死語

チョッキ

チョッキ_死語

「チョッキ」の意味・語源は?

「チョッキ」とは、胴着の一種で、袖がない衣服のことを指します。

チョッキチョッキ

現代では、英語では「ベスト」、フランス語では「ジレ」と呼ばれることもあります。

 

また、「チョッキ」の他にも、ファッション系の死語はたくさんあります。

例:

  • とっくり
  • 背広
  • ジーパン
  • コールテン
  • チャック

流行りすたりの激しいファッション界だけあって、死語もたくさん生まれていますね。

「チョッキ」の発祥はいつ頃?

日本では明治時代に袖なしの短い胴着を「チョッキ」と呼ぶことが定着したそうです。

1867年(慶応3年)に発行された「万国新聞紙」に、「黒羅紗袖無し〈チョッキ〉四ドル」という記載があり、少なくとも1867年には生まれていた言葉です。

チョッキ、150年の歴史があるんだ…!

 

ちなみに名前の由来には諸説あり、主な説は下記2つです。

  1. 上着を意味する英語の”jack”(もしくは”jacket”),フランス語の”jaque”,ポルトガル語の”jaque”,オランダ語の”jak”など海外の言葉を訳した際になまって「チョッキ」になった説
  2. 直着(ちょくぎ)の派生語である説(シャツの上に「直接着る」ところから)

「チョッキ」はいつ流行したのか?

少なくとも1950年代くらいまでは普通に使われていました。

背広のチョッキ」「毛糸のチョッキ」など、種類ごとに細かく使い分けられていたようです。

「チョッキ」はいつ死語になったのか?

1960~1970年代くらいから「ベスト」などの表現が一般的になってくるにつれ、チョッキと言う人は減ってきたようです。

ただ、今でも70代くらいの人は言いますよね。チョッキ。

個人的には語感がかわいいので好きです、チョッキ。

あと余談ですが、「防弾チョッキ」はいつになっても「防弾チョッキ」ですよね。

あまり「防弾ベスト」とか言わない気がします。

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