2010年代の死語

バイブス上がる

バイブス上がる_死語

「バイブス上がる」の意味は?

「バイブス」とは、テンション」や「その場のノリ」「雰囲気を表す言葉です。

「バイブス上がる」は「気分やテンションが上がる」といった意味で使われます。

<用例>

あのバンドの曲好きなんだよね。
バイブス上がるよな!

「バイブス上がる」の語源・由来は?

「バイブス」の由来となっているのは、英語の「vibration」です。

元々は「バイブレーション機能」のように、「振動」を表す言葉ですが、「心を揺り動かすこと」「感情を動かすこと」という意味もあり、ここから「vibes(バイブス)」という言葉が生まれました。

アメリカをはじめとする海外のヒップホップ音楽やラップ音楽、レゲエ音楽などで使われていた言葉ですが、2000年代頃から日本でも使われ始めました。

「バイブス上がる」はいつ流行したのか?

日本でも音楽業界内で使われていた「バイブス」ですが、大流行したきっかけを作ったのはファッションモデルの「今井華さん」とされています。

今井華さんがバラエティー番組で「バイブスやばい」「バイブス高い」などと多用したことがきっかけで、ギャル世代を中心に大流行しました。

 

その結果、2013年のギャル流行語大賞の第1位に「バイブス」が選ばれました。

ギャル流行語大賞_2013ギャル流行語大賞(2013)(公式サイトより引用

 

「テンションが上がる」と意味は似ているのですが、バイブスの場合は「上がる」「やばい」「合う」「高い」など、様々な言葉と組み合わせることができるため流行したと考えられます。

「バイブス上がる」はもう死語なのか?

2011年~2014年くらいにかけて流行した「バイブス上がる」ですが、その後は落ち着きを見せています。

「バイブス」という単語は一般化したようで、「バイブスを感じる」「バイブスを高める」のように派生語がたくさん生まれて現在に至ります。

 

一方、「バイブス上がる」に対して何となく古さを感じている人もおり、死語化が少しづつ進んでいると言えそうです。

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