「あじゃぱー」の意味は?
あじゃぱーとは、
- 驚きと困惑が入り混じった感情を表す感嘆詞。
「なんと」や「あらま」などと同じように使われることが多いようです。
「あじゃぱー」の語源・由来は?
バンジュンの愛称で親しまれた喜劇役者の伴淳三郎が長い下積み生活を送っていた伴がようやくつかんだ役は、用心棒。
伴たち悪役が目明したちに取り囲まれ、一網打尽になるそのとき、彼はこんなアドリブを言ってしまいます。
「一瞬にして、パアでございます」
思わず吹き出すスタッフたち。
監督は、「もっと奇妙な感じでやってみて!」と声をかけます。
伴は、「アジャジャー」と叫びました。
これは、山形弁で老人が驚いたときに発する言葉です。
「もうひとこえ!」と監督に言われ、口をついて出たのが「アジャジャーにしてパアでございます」。
この言葉を短くした「アジャパー」は、あっという間に流行語になり、日本全国、子どもから大人まで口にするようになりました。
「あじゃぱー」はいつ流行したのか?
「あじゃぱー」が流行したのは1950年代です。
その後も完全に廃れることはなく、90年代にはお笑い雑誌のタイトルに使用されるなど根強く残っています。
「あじゃぱー」は死語なのか?
Googleトレンドで「あじゃぱー」の検索ボリュームの推移を見てみると、少しずつ下がってきているように見えます。
ただし、流行から30年以上経ってから雑誌のタイトルに採用されるなど、語感が面白く、様々な場面で使える言葉であるため、再度見直される日がくるのかもしれませんね。