1970年代の死語

パンタロン

パンタロン_死語

意味

「パンタロン」はフランス語で長ズボン全体を指す言葉です。

「長ズボン」も死語な気がするな…

 

日本では、膝から裾にかけて広がったシルエットのパンツを指す言葉として使われています。

「パンタロン」はいつ流行したのか?

パンタロンが日本で爆発的に流行したのは1960年代の終わり頃です。

元々はアメリカ海軍の制服が発祥なのですが、1960年代以降ヒッピー文化の代表的なファッションアイテムの一つとして定着するようになりました。

 

このシルエットのパンツはそれ以来ずっと人気があるのですが、呼び名だけが時代とともに変わってきているのです。

具体的にはこんな感じ。

 

ラッパズボン(1960年代)

パンタロン(1970年代)

ベルボトム、ブーツカット(1990年代~)
ベルボトムとブーツカットを総称して「フレアパンツ」と呼びます

 

パンタロンは歌詞にも登場していますね。

きょうはワンピース? それともパンタロンで行こうかしら なんてね(「待ち合わせの交差点」長渕剛 1979)

「パンタロン」はいつ死語になったのか

パンタロンは1970年代に爆発的に流行りましたが、1980年代には流行も落ち着き、スリムジーンズなどの流行に置き換わっていきます。

そのため、1980年代以降はあまり使われず、その後も突発的に小さい流行はあったものの既に呼び名は変わっていました。

 

「パンタロン」は1970年代でのみ使われていた言葉と言えるでしょう。

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